Web OS、つまりブラウザ上で動作するOS(というよりもアプリケーションプラットフォームだろう)には以前から興味がある。Start ForceやeyeOSなんかも試してみたことがある。
今日付けのMOONGIFTで、またWeb OSが紹介されていた。それが今回試してみた「Zero Kelvin Desktop」だ。
MOONGIFTの記事には
WindowsでJDKが入っていればバッチファイルを起動するだけで利用できる。 とあり、手軽な印象だったので早速Demoページからダウンロードしてみた。ダウンロードしたZIPアーカイブには起動ファイル「windows.cmb」があるので、これをダブルクリックして起動してみる。
------------------------------- ZK Desktop Demonstration Server ------------------------------- Neither the JAVA_HOME nor the JRE_HOME environment variable is defined At least one of these environment variable is needed to run this program Startup complete! To access the server, point your web browser to: http://localhost:8080/zkdsamplesite Press any key to shut down the demo server.ふむ、JDKインストールしてたんだけど、環境変数が設定されていなかったみたいだ。確かインストールパスが「C:\j2sdk-1.4.2_15」なので、これを設定してみる。
こんどはちゃんとtomcatが起動したようだが、なんかJDK 5以降が必要だかなんだか文句いってすぐに終了。README確認したら、
- The Java JDK 1.5 or later. (Note that you need the JDK installed, not just the JRE!) Visit http://java.sun.com/javase/downloads/index.jsp for details. って書いてあるじゃん。仕方ないので[URL]へいって、この際だからとおもってJDK 6をダウンロード。65M以上あるよ、でかすぎ。(と思ったけど、.NET Framework SDKのほうがよっぽどでかいか。)
念のため以前の1.4系をアンインストール後にダウンロードしたJDK 6(しかし、このバージョン呼称の混乱ぷり、なんとかならんのか。すぐに把握できん)をインストール、そのパスを環境変数「JAVA_HOME」に設定してもう一度「windows.cmd」を起動。
おっと、今度はtomcatのコンソールにずらずらとメッセージが表示された。OKっぽそうだ。
コンソールに表示されているとおり、http://localhost:8080/zkdsamplesite を開いてみる。おお、起動した。
なにやら「Hello, Demo! Welcome to the Sample ZK Desktop Site!」というウィンドウが表示され、中にアイコンが2つある。「Console (1.0)」と「Samples」だ。
「Console」のほうは起動してみるとログやSQLの発行(なにに対して?まぁデバッグ用途なんだろうけど)ができるようになっており、まったく使い道が浮かばない。
もうひとつの「Samples」のほうはフォルダアイコンで、これもダブルクリックしてみる。どうやらサンプルアプリケーションのフォルダのようだ。...って、元のウィンドウのほうから「Samples」のアイコンがなくなってるよ。なんかSystem 7のころのMacみたいだ。
さてサンプルアプリのほうはどうかというと、テキストビューワがあるものの、起動してもファイルがないし、ファイルを開くためのインターフェイスもないのでちゃんとテキストを見られるのかすら確認できない。あとウェブブラウザもついてるがわざわざ確認するまでもない。ぶっちゃけた話、ドラッグ可能なiframeだから。
といった具合で試してみた感想。
セコメントをする